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景福宮 [travel]

ソウルは風水思想である背山臨水(「山を背負い、水を前に置く」という風水的に最も良いとされる地形)を活かして作られた風水都市であるといいます。

朝鮮半島の北にある白頭山から発せられる最高の気が龍脈(気の流れる道)に沿って南へ流れ、
景福宮の北にそびえる北岳山(フガクサン)から景福宮を通り、ソウルの街へと一直線に流れ込み、そしてその気は東西に流れる川:漢江(ハンガン)の水で止められ街にとどまるということです。


光化門から流れてくる気を感じられますか?
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そして景福宮から四方を見ると、四神相応の形が実現しています(風水における理想的な地形配置)
  ★玄武(北)丘陵 白頭山からつらなる北岳山
  ★朱雀(南)湿地 漢江
  ★青竜(東)流水 東側は平地のため東側を強化するために城壁(東大門)を築く
  ★白虎(西)長道 仁旺山


ちなみに日本で四神相応の地が完全な形で残っているのは、三重県の伊勢神宮といわれています。



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景福宮の中で最も雄大な建物「勤政殿」
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勤政殿前には十二子の像、四神の像があります。
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勤政殿内部の玉座と日月五峰図
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この絵は陰陽五行説に基づき太陽と月は陰陽を象徴し、五つの峰は木火土金水の五行を象徴したものと思います。

天に太陽と月、そして地に五つの峰、滝、松の木、しぶきをあげる波。そして人である王様が屏風の前に鎮座する。
天地人・・・



          [犬]なーるほど。
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景福宮(경복궁、キョンボックン)
1395年 初代国王:李成桂(イ・ソンゲ)が法宮(王の住む宮廷)として創建
1592年 豊臣秀吉の朝鮮侵略(文禄の役)で全焼※
1867年 高宗(26代目国王)の実父(興宣大院君)主導で再建
1910年~1945年日本による韓国併合
    日本統治時代に敷地内の90%以上の殿閣が壊され、ここに朝鮮総督府庁舎を建設
1990年 韓国政府によって景福宮復元事業開始
1996年 朝鮮総督府解体
2010年 正門の光化門を復元
2025年 景福宮復元事業が完了する予定

※パンフレットには1592年文禄の役で全焼とありましたが、日韓双方の記録では秀吉軍の入城を前に焼失したとしているようです


現在は光化門を正門、勤政殿を正殿とし、それを結ぶ線に対して左右対称に建物が配置されており、これは儒教の思想や伝統にかなっているということです。




光化門広場にあるハングルを創製した朝鮮王朝第4代王、世宗(セジョン)大王の銅像
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銅像の前にある渾天儀
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今回の旅でこれが一番気になりました。
このミニチュアが購入できないかなぁ~と思い探しましたが、何処にも売っていませんでした。残念・・・




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